再開発事業のあゆみ
地権者を主体とした
事業推進体制
「Kosugi 3rd Avenue」は、本当の意味で地権者が主体となり進められた市街地再開発事業です。市街地再開発事業においては、事業パートナーである専門家側からの提案を主体に事業推進されることが多いのに対して、本事業は小杉町3丁目東地区市街地再開発組合内に理事会から事業推進を付託された「事業推進会議」が設けられ、この事業推進会議があらゆる事業の課題や方針整理を行いました。
更に、事業推進会議から発せられる各方針を具現化する「チーム制」が設けられました。各チームは事業パートナーの担当者を中心に構成され「設計・ランドスケープチーム」「施工チーム」「住宅チーム」「商業MDチーム」「地権者対応チーム」「商業リーシングチーム」「管理運営チーム」「広報チーム」など8チームにも及び、各担当者が持てる力を120%出し切ることとなりました。
このように、地権者を主体とした事業推進体制により2020年に結実した事業です。
ブランディング手法を
取り入れた再開発事業
本事業の特徴として、事業推進体制とともに挙げられるのが、ブランディング手法を活用した事業推進です。個人地権者を中心とした組合施行の市街地再開発事業としては、極めて稀有な取り組みであり、その役割を担ったのが「広報チーム」でした。
広報チームは、地権者の明確なビジョンに基づく“オンリー・ワン”の街づくりを実現する為の戦略を構築する役割を担い、その具体方策としてブランディング手法を取入れました。ブランディング活動は、コンセプトブックの作成からはじまり、ソフト・ハードのあらゆる分野にまで「Kosugi 3rd Avenue」らしさを浸透させることとなり、その結果、他にはない施設の実現を果たしました。
街づくりのあゆみ
「Kosugi 3rd Avenue」は、2000年に小杉町3丁目の地権者の有志が、自分たちの街をどう進化させていくべきか調査研究を始めたのが開発のきっかけになりました。それから完成までの20年、未同意者の合意形成、工事費の高騰、コロナウィルスの蔓延など、未曽有の困難に行く手を阻まれましたが、無事故無災害、かつ都市計画決定後は最短のスケジュールで事業完了を迎えました。
2000〜
施行予定地区内での調査開始
2004
9月
小杉町3丁目東地区地元勉強会 立上げ
2005
8月
小杉町3丁目東地区研究会 設立
2007
7月26日
小杉町3丁目東地区市街地再開発準備組合 設立
第1回理事会開催、理事の役職が決定
11月15日
事業協力者を選定
事業協力者選定委員会・準備組合理事会において、
事業協力者として大成建設株式会社を選定
2008
8月8日
コンサルタントを選定
総合コーディネート業務/事業計画作成業務
委託先:協同組合都市設計連合(現 株式会社都市設計連合)
基本計画/都市計画/環境影響評価関連業務
委託先:株式会社日本設計
2011
6月24日
参加組合員予定者を選定
三井不動産レジデンシャル株式会社
東急不動産株式会社
2014
2月12日
都市計画決定告示
2015
1月16日
コンセプトネーム「Kosugi 3rd Avenue」決定
2月16日
小杉町3丁目東地区市街地再開発組合の設立認可
3月2日
小杉町3丁目東地区市街地再開発準備組合 解散
小杉町3丁目東地区市街地再開発組合 設立
2016
9月23日
権利変換計画認可
10月27日
既存建物解体・除却工事開始
2017
3月10日
「Kosugi 3rd Avenue」ロゴマーク決定
3月27日
起工式
2018
6月29日
管理候補会社を選定
三井不動産レジデンシャルサービス株式会社(住宅管理組合)
東宝ファシリティーズ株式会社(全体・施設管理組合)
全体管理規約・住宅管理規約の決定
7月20日
「Kosugi 3rd Avenue LABO CAFE」オープン
10月20日、21日
Kosugi 3rd Avenue LIVING
2019
3月30日、31日
Kosugi 3rd Avenue BAKERY LIVING
2020
7月9日
竣工式
第一期商業施設オープン
11月6日
街びらき週間「Smiling 7 Weeks」スタート
地区幹線道路・区画道路1 号、2 号 開通
第二期商業施設オープン
12月10日
グランドオープンDay
・完成式典(川崎市総合自治会館)
・シンボルオブジェ除幕式(South Park)
・スペシャルライブ& トークセッション(Kosugi CAFE nappa69)
YouTube LIVE でのストリーミング配信及び、
サウスパークでの同時中継を実施
2021
6月
小杉町3丁目東地区市街地再開発組合 解散